区議会報告 港の風だより 第3号
- PDFファイル
- report_20240117.pdf
- 会派
- 港区れいわ新選組
- 所属委員会
- 総務常任委員会、こどもまんなか・少子化等対策特別委員会
- 発行日
- 2024年1月17日
- 発行責任者
- 港区かられいわの風を起こす会
災害に強い やさしく豊かな社会に
1月1日に能登半島地震が発生し、大変な年明けとなってしまいました。 心よりお見舞い申し上げ、できることをしていきたいと思います。
港区民の9割がマンションに居住。 区の常勤職員(公務員)のうち区内在住者は15%です。 ソフト、ハード両面で防災を意識していく必要があります。
災害大国であるこの国の政治は、人にもインフラにも、コストカットで自ら脆弱性を増すようなことは改めなければなりません。
昨年4月の初当選以来、格差や不寛容がはびこる社会にあって、新人議員1人といえども発言していく役割の重みを感じております。
引き続き、皆様のご意見、情報等お寄せ下さい。
☆港区からの情報収集は 「港区LINE公式アカウント(@minatocity)」もご活用ください。
会計年度任用職員の処遇改善 区長に質問(11月30日)
会計年度任用職員の給与改定
港区職員は、常勤職員2213人、会計年度任用職員(学校、保育園、相談現場等で活躍する非常勤職員)1048人。 2020年度から全国で始まった会計年度任用職員制度では、ボーナスの支給が制度化されたものの、ボーナスのうち「期末手当」のみ支給され、常勤職員にある「勤勉手当」は支給されていきませんでした。 民間給与との均衡を図る公務員給与勧告は近年、引上げの場合は勤勉手当に反映し、引下げの場合は期末手当に反映する形がとられてきたため、会計年度任用職員のボーナスは下がる一方という、驚くべき状況でした。
森
地方自治法改正により、来年度からは会計年度任用職員にも勤勉手当支給、今年度分も特別区(東京23区)では交渉により期末手当引上げとなった。 過去に勤勉手当引上げ改定が反映されなかった分も区の判断で復元すべき。
区長
特別区職員の給与等は、特別区人事委員会の勧告を基に、23区の共通事項として、特別区職員労働組合連合会等との特別区統一交渉を踏まえ決定している。 区独自で会計年度任用職員の給与に過去の引上げ改定を反映することはできない。
会計年度任用職員の継続任用
森
港区の充実した行政サービスの継続と、区が民間の模範となって安定雇用を行うことで消費を喚起すべきとの観点からも、その職員が希望すれば、5年で雇止めせず継続を原則とすべき。
区長
これまでの職員団体等との労使協議の結果、現在連続4回まで公募によらない再度任用を行うこととしている。 来年度は、制度開始以来、初めて任用5年目を迎える職員が発生するため、新たな公募による選考では、対象職員への早期の情報提供等に努め、適切に実施していく。
有栖川宮記念公園周辺の樹木保全
都市計画道路の整備に伴い300本以上の樹木が伐採。 計画を知らず驚く方もあり。、急遽説明会が開かれました。
森
従来からの計画と理解はするが、近年、民間事業者が開発を行う際には、いかに生物多様性を確保するかの報告が必要。 民間の模範となるべき行政においても、環境保全の観点から、伐採の本数が最小限になるよう見直しが必要。 伐採されることの周知もわかりにくいものであった。
区長
樹木の保全に努めるとともに、道路の街路樹の緑の量や質を確保し、緑化の充実を図る。 地域の方々への周知についても、事業の内容が伝わるよう更に心がけていく。
区長、区職員等の給与改定を審議
特別職(港区長、教育長、監査委員、港区議会議員)
港区特別職報酬等審議会の答申を受け、0.98%引上げ
長引くデフレからの脱却のために購買力の向上と消費の喚起が必要。 また、行政は、民間に対し賃上げを要請、指導していく立場という観点からも行政自身が賃上げを行うことは必要。 しかし、民間の賃金上昇が物価高騰に追いつかない状況下では、特別職の給与引上げの分の予算を一般職に回すべきとして、反対しました。 結果として、賛成多数で可決されました。
一般職(港区職員、会計年度任用職員、幼稚園教育職員)
特別区人事委員会の勧告を受け、3,722円(0.98%)引上げ
25年ぶりに3,000円以上のベースアップとされましたが、民間の賃金上昇が物価高騰に追いつかない現状において、この給与改定水準は決して高いものではなく、急激な物価高騰により、実質賃金はマイナスの状況。 よって、今回提示された以上の引上げを行うべきであるが、近年にない引上げ幅であることや、若年層の引上げ幅が大きくなるように配慮されていることを評価し、賛成しました。 結果として、賛成多数で可決されました。
職員の1/3を占める会計年度任用職員には、来年度から勤勉手当も支給されます。 質疑では、2020年度の制度創設時、期末手当を支給する代わりに月給を削る自治体があったことを指摘し、今回はそのような対応はしないことを確認しました。
11-12月の定例会でこれらのことも決まりました(抜粋)
特別支援学校等給食費負担軽減
区立小・中学校の復籍を持つ、特別支援学校在籍児童・生徒及びアレルギー等により学校給食を喫食できない児童の保護者の経済的負担を軽減。 昨年9月に遡り、区が負担。 来年度以降の継続を要望しました。
港区子育て応援商品券
物価高騰対策として、0歳から高校生までの子育て世帯を対象とした1人当たり5万円の区内共通電子商品券を支給。 (2月 対象者に案内送付予定)
住民税非課税世帯等生活支援給付金
物価高騰対策として、住民税非課税世帯を支援するため、1世帯当たり7万円の給付金を支給。 (1月下旬 対象者に案内送付、2月中旬 支給開始予定)
乳幼児用体動センサー内蔵マット
乳幼児突然死症候群(SIDS)等を予防するため、区立保育園等に導入。 私立幼稚園への周知、支援を要望しました。
🌲みなと区民の森を視察(11月9日)🌲
地球温暖化対策の一環として、港区があきる野市から約22ヘクタールの市有林を借り受けた「みなと区民の森」。 長く手つかずだった森を整備し、二酸化炭素の吸収林としてよみがえらせています。 間伐材は区有施設の内装等に活用されています。
区民の自然観察・環境学習の拠点としても利用されており、貴重な動植物に出会える広大な森で、自然体験、環境学習ができます。 港区公式LINE(@minatocity)でツアー情報も発信されています。
⚠冬は、入浴時の寒暖差で心筋梗塞等を起こす「ヒートショック」の起こりやすい季節です。 脱衣所を温めたり水分補給するとよいそうです。 どうぞお気をつけてお過ごし下さい。
八芳園 日本庭園(森撮影)